■シャンタン素材とは? シャンタン素材とは、縦糸と横糸の太さが異なることで独特の節(ふし)が生まれ、表面にやや凹凸のある質感が特徴の生地です。名前の由来は、生地が中国の山東(シャントン)発祥だというところからシャンタンと呼ばれるようになりました。 ドレスに取り入れると、程よい光沢とハリがあり、高級感と上品さを兼ね備えた印象に。 フォーマルウェアやドレスに多く使われる素材で、特に結婚式やパーティーなどの華やかな場にぴったり。 もともとはシルクで作られていたシルクシャンタンのほか、現在はポリエステルシャンタンなどもあり、それぞれに風合いや光沢感が異なります。 ■結婚式やお呼ばれにシャンタン素材は最適 シャンタン素材は、上品な光沢とハリ感によって、結婚式やフォーマルなシーンに非常によく合う素材です。 特に日中の挙式や披露宴では、派手すぎず控えめな華やかさを演出できるため、マナーの面でも安心して着用できます。 また、素材そのものに存在感があるため、シンプルなデザインでも上質さが際立ちます。 年齢問わず着用しやすく、親族や友人として出席する立場でも好印象を与えることができる点もポイント。 装飾に頼らずとも美しい佇まいを実現できるのが、シャンタン素材の魅力です。
シャンタン素材ドレスの着こなし方 ここではシャンタン素材ドレスの着こなし型を3つ挙げていきましょう。 ポイントを押さえておくことでおしゃれ感とこなれ感を演出できますよ♪ ■ハリのある生地を活かす シャンタン素材の特徴であるハリ感を活かすには、立体的なシルエットのドレスを選ぶのがポイントです。 ウエストからふんわりと広がるAラインやフィット&フレアのデザインは、素材の持つボリューム感を引き立て、エレガントな印象に仕上がります。ハリがあるぶん、体のラインを拾いすぎないのでタックやギャザーを効果的に使ったデザインでシャンタンの質感を活かしましょう。 ■体型に合ったシルエット シャンタンを着こなすコツのひとつが、シルエットです。 たとえば、上半身が華奢な方には、肩や胸元にボリュームを持たせたデザインに。逆に下半身にボリュームがある方には、上半身をコンパクトにまとめ、スカート部分にハリを持たせたAラインなどが効果的です。 また、ウエスト切り替えの位置を高めに設定することで、脚長効果やスタイルアップも期待できます。シンプルなデザインの場合はベルトや羽織・ボレロを使うのも◎。シャンタン素材の特性を活かしながら、自分の魅力を最大限に引き出すシルエットを見つけましょう。
質感の違う小物を合わせる シャンタン素材は光沢があり、素材自体に存在感があるため、合わせる小物の質感を変えることで全体のコーディネートに深みが出ます。 マットな質感のクラッチバッグやエナメル素材のパンプスなど、異なる質感のアイテムを取り入れると、バランスが良くなります。 また、アクセサリーはあえて華奢でシンプルなものを選ぶと、ドレスの上質さがより引き立ちます。 ゴールドやパールなどの品のある素材を選べば、結婚式のフォーマルな場にふさわしい装いが完成します。 ピンクのレース×シャンタン袖つきドレス グレーのケープ付きジャガードドレス
【体型別】シャンタン素材ドレスの選び方 ■上半身が気になる 胸元や二の腕が気になる方には、袖付きやフレンチスリーブ、ハイネックデザインなど、視線を分散させるディテールが入ったドレスがおすすめです。シャンタン素材はハリがあるため、体のラインを拾いにくく、ふんわりとカバーしてくれるのも嬉しいポイントです。 ■下半身が気になる ウエストから下がふんわり広がるAラインやプリーツの入ったスカートなど、下半身を自然にカバーしてくれるデザインがおすすめ。 スカートにハリがあるシャンタン素材なら、重く見えずに軽やかさと華やかさを演出できます。 ■高身長さん 高身長の方には、マキシ丈やボリュームのあるデザインでバランス調整を。 シャンタン素材のドレスはハリ感があるため、縦のラインを活かしたデザインにするとよりスタイルが引き立ちます。 ■低身長さん 低身長の方には、コンパクトな丈感と高めのウエスト位置を意識したデザインがおすすめ。ハリのある素材が重く見えないように、軽やかな印象のデザインを選ぶことでバランスが良く見えます。小物も小さめにまとめるとスタイルアップに。 首元シースルーワインレッドシャンタンワンピース ウエストビーズ京紫シャンタンドレス