【出演者向け】演奏会&発表会のドレス選びのポイント
演奏会、発表会の観客は、披露される演奏と同じくらい演奏者の装いにも注目しています。
演目をより印象的にしてくれるドレス選びのポイントはこちらです。
■演奏中の体の動かしやすさ、美しさ
最高のパフォーマンスを発揮するには、ストレスなく演奏できるドレス選びが最重要ポイント。
例えば、バイオリンは袖や肩周りがすっきりしたデザイン、管楽器は呼吸がしやすく締め付けないデザインなど、それぞれの楽器に合わせてドレスを選ぶのがおすすめです。
また、声楽のように正面からの立ち姿がメインの場合はゴージャスな装飾も映えますが、ピアノなどは座り姿のシルエットを重視すると◎。演奏中が一番美しく見えるドレスを選びましょう。
■会場の雰囲気
収容人数や格によっても会場の雰囲気は様々。
大きな会場なら、遠くから見ても存在感のある濃いめカラーのドレス、小規模な会場なら柔らかな淡色ドレスを控えめに着飾るなど、会場に合わせて調節しましょう。
■曲のイメージ
ダイナミックな曲目にはゴージャスで重厚感のあるロングドレスがおすすめです。ドレスとの相乗効果で、より迫力のある演奏に見せてくれるでしょう。
逆に初心者には、あまり豪華すぎるドレスはアンバランス。曲のイメージを表してくれるようなドレスが◎。
■ステージ映えするカラー
パキッとした原色ドレスはステージ映え抜群です。ネイビーなどシックなカラーには、ラメの刺繍など照明の下で輝く装飾があるとより華やかです。
■体型カバーしてくれるデザイン
二の腕カバーにはオフショルダーやフレアスリーブ、下半身カバーにはふわっと広がるスカートが体のラインを拾わず効果的です。
小学校高学年〜中高生の演奏会&発表会ドレスの選び方
小学校高学年〜中学生や高校生になると、体の成長に加え、演奏する曲の難易度も上がるのでキッズドレスではデザイン的にも選びにくくなってきます。
ぜひ下記を参考に選んでみましょう。
- ・体に合ったサイズや丈
- ・動きやすく伸縮性のあるもの
- ・透け感や露出が少なめのもののほうが安心
他にも、脇から下着が見えないデザイン、ヒールも履き慣れていないので、ロング丈は選ばないなど、普段の力が出し切れるドレス選びを意識しましょう。
【鑑賞側向け】演奏会&発表会のマナー
ここでは、演奏会や発表会を鑑賞する方向けの服装についてお伝えします。
■服装のマナー
日本のクラシックコンサートでは、基本的にカジュアルな服装でもマナー違反ではありませんが、出演者への敬意も込めてきれいめな服装を選んでおくと良いでしょう。
ただ、オペラ公演などはドレスコードが指定されていることもあるため、事前に確認しておきましょう。
■ドレスの選び方
清楚なワンピースやセットアップなどきちんと感のある装いが◎。
上品なネイビー系はもちろん、控えめなくすみカラー系ドレスもおすすめです。
空調対策や露出を抑えるためにも、羽織物を用意しておくと安心です。
また、お子様が出演する場合は、当日お手伝いをすることもあるので、パンツドレスや伸縮性のあるセットアップなど動きやすさも考慮するとよいでしょう。
■周りに配慮の欠ける服装はNG
- ・音の出る素材の服やアクセサリー
- ・帽子やボリュームの出るヘアスタイル
- ・強すぎる香水
上記のようなポイントは、演奏を楽しみしている周りの観客に迷惑をかけてしまいます。
音がなる素材のもの、視界を遮るもの、香りなどは配慮しておきましょう。
また、雨の日の傘も立てておくと倒れて音が出る可能性があるので、予め横に倒しておくかクロークに預けておきましょう。