結婚式にお呼ばれされると、当日の服装やご祝儀は気になるポイントです。
親しい友人の結婚式ならある程度のカジュアルさがあってもOKですが、親族やいとこの結婚式だと「どの程度のドレスアップが許されるの？」「いとこ同士だけど、ご祝儀はいくら必要？」と悩みも多いもの。
そこで今回は、友人の結婚式よりも少しフォーマルさを求められるいとこ・親戚の結婚式に親族として参列するケースのマナーをご紹介します。
- いとこ・親族の結婚式にはフォーマルで上品、落ち着いた色味のドレスを選ぶ
- いとこ・親族の結婚式ではご祝儀は自分の年齢と関係性に合わせた額を
- 親族婚など特に身だしなみに気を付けたい場合はレンタルドレスがおすすめ
以上の3つのポイントを、一つずつチェックしていきましょう。
親族として参列する結婚式のドレスマナーやご祝儀事情が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
いとこ・親族の結婚式におすすめのドレスとは？
結婚式は参列する立場によって、適したドレスに少しだけ違いがあります。
いとこ・親族の結婚式では立場上「親族側としてゲストをもてなす」ため、友人の結婚式よりはフォーマル感を大切にし、あまり目立ちすぎないシックな装いがおすすめです。
まずはいとこ・親族の結婚式に着ていきたいドレスをチェックしていきましょう。
フォーマルで上品なドレスがおすすめ
結婚式の会場の雰囲気にもよりますが、基本的に結婚式とはフォーマルな場です。
さらに新郎新婦により近いいとこ・親族の場合は、ゲストをおもてなしする気持ちもしっかりと持っておきましょう。
結婚式お呼ばれのドレスは、シンプルなデザインで上品な印象のあるものがおすすめです。
広がりすぎないタイトなスカートのもの、装飾が限られた洗練されたイメージのあるドレスを選ぶと、その場に合った服装にまとまります。
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凹凸感や光沢感が目を引くデザイン性の高いボレロがセットになったブラックのドレス。 -
胸元のフラワーレースがポイントのチャコールのドレス。
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長めのキャンディスリーブとカシュクールデザインがポイントのくすみピンクに近いモカのドレス。 -
上品なコードレースが高級感漂うライトカーキのドレス。
派手なカラーは避けて
ドレスカラーは鮮やかな赤やビビッドピンクなど派手な色を避け、ネイビーや落ち着いたトーンのブルーなどきちんとした印象のある色を選びましょう。
ベージュやブラウンなど、肌によくなじむナチュラルなカラーもいとこ・親族の結婚式にはおすすめです。
暗めのカラードレスは全体的に重たくなりがちなので、羽織ものやアクセサリーで華やかさをプラスしたり、明るく見えるサテン生地やレース素材を着こなしに取り入れてみましょう。
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上品なコードレースが高級感漂うチャコールのドレス。 -
長めのキャンディスリーブとカシュクールデザインがポイントのチャコールのドレス。
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チェック柄チュールレースがガーリーでクラシカルなアーミーカーキのドレス。 -
ブラウンのシアージャケットとキャミソールドレスがセットになった2ピースドレス。
丈は長めが◎
ドレス丈で迷う方も多いのですが、日中・夜間と結婚式の時間帯に関わらず親族の結婚式では丈の長いドレスがおすすめです。
膝よりも上だとおしゃれな雰囲気に傾きがちで、ややカジュアルな印象があります。
最近のトレンドはロングスタイルのドレスなため、選択肢も多彩。膝下まであるミモレ丈やロング丈のドレスだときちんと感も引き出せます。
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肩部分のカットアウトデザインがトレンド感のあるブルーのドレス。 -
ボリュームのある袖×マーメイドドレスのメリハリが美しいブラックのドレス。
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上品なコードレースが高級感漂うマスタードのドレス。 -
レイヤード風のレーストップスとウエストからふんわりと広がるマーメイドラインが美しいグレイッシュブルーのドレス。
ドレスの肌露出が多い場合はボレロやストールでカバーする
昼間の結婚式では、特に肌の露出は控えめにするのが結婚式の服装マナーです。
また、いとこ・親族の結婚式ではよりフォーマル感を大切にしたいので、過度に肩や足を出すスタイルは避けたほうが無難です。
ドレスによってはノースリーブなど、露出がやや高めのデザインもあります。
こうした肌露出はボレロやストールを使ってカバーしましょう。
ドレスカラーが暗く重たく見えがちなコーデではシルバーなどライトなカラーを。
反対に明るめカラーでもう少しシックな印象をプラスしたい場面では、ブラックなど落ち着いたカラーを選ぶと全体のバランスも良くまとまります。
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薄手のシフォン生地が2枚重なったベージュのボレロ。 -
やわらかいシフォン素材で、軽く着心地が良い黒のボレロ。
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ラメ糸が編み込まれたキラキラと輝くサックスブルーの大判ストール。 -
バラの花のようなうずまき模様がガーリーなエコファーストール。
いとこ・親族の結婚式ドレスマナーとは？
いとこ・親族など「もてなす側」になる結婚式のドレスマナー、ポイントを3つにまとめて解説します。
親族の結婚式でもその場の雰囲気と立場に合わせた装いをして、お祝いの場を華やかに盛り上げましょう。
選ぶなら「アフタヌーンドレス」がおすすめ
親族側として結婚式に参列するなら、「アフタヌーンドレス」が適しています。
このアフタヌーンドレスとは、格式高い儀式やパーティで着用する正礼装。
名前の通り昼間の行事で着用するドレスです。
アフタヌーンドレスは肌の露出を控えたデザイン、丈は長めのロングスタイルという特徴があります。
このアフタヌーンドレス以外にも、
- イブニングドレス…夜間に着用する正礼装
- カクテルドレス…夜間に着用する準礼装
この2種類は結婚式に着るドレスとしてよく見かける名前です。
「イブニングドレスがあるなら、夜間の結婚式ではそちらを着る方がマナーとして適しているのでは？」と思う方もいるかもしれません。
もちろんイブニングドレスを着用しても良いのですが、イブニングドレスは胸元や背中が大胆にあいたデザインのものもあります。
海外のパーティや式典ではフォーマルな服装ですが、国内の結婚式という場だと少し派手な印象を周囲に与えてしまうかもしれません。
夜間の結婚式という時間帯に合わせてイブニングドレスやカクテルドレスを選ぶよりも、ゲストが考えるフォーマル感・きちんとした印象としては、アフタヌーンドレスを選ぶのがおすすめです。
関係性と年齢を考えたドレス選びをする
これまで親族として参列する場合は「フォーマル」「きちんとした格好」とお伝えしました。
ただ、遠い親戚の関係だったり友人と変わらないほどラフな関係のいとこ同士であれば、ある程度カジュアルなドレスでもかまいません。
先ほどご紹介したようなドレス丈や色選びは押さえておきながら、自分の思う素敵なドレスを選んでもOK。
自分の年齢にふさわしいおしゃれと、新郎新婦との関係性に合わせたドレスを選ぶと結婚式の雰囲気にも合わせられます。
両家の「格」の違いが出ないようにする
友人の結婚式では考えなくても良いのですが、親族の結婚式の場合はお相手との服装に格差が出ないようにすることも大切です。
極端な例でいうと、こちら側は着物などで格式高い服装に対し、お相手側はカクテルドレスなど準礼装ばかりだと両家の間でちぐはぐな印象があります。
親族の結婚式だと事前に様子を伺うこともできるため、一緒に参列する家族やきょうだいと服装を打ち合わせたり、新郎新婦に直接「この格好でもよいか」の確認を取っておくと安心です。
いとこ・親族の結婚式のご祝儀事情とは
次は、いとこ・親族の結婚式に持って行くご祝儀について解説します。
意外と悩むのが「近しい関係性の結婚式におけるご祝儀」の額。
また、自分が学生の場合でも包んでいくべきなのか、金額はどの程度が相場なのかもチェックしていきましょう。
20～30代なら2～5万円、40代以降は5万円～
いとこ・親族の結婚式では、ご祝儀は年齢によって相場が異なります。
- 20～30代の場合…2～5万円
- 40代以降…5万円～
また、自分が学生と言う場合、10代の場合でもご祝儀は用意するのが一般的です。
学生の場合は2～3万円が多く、両親と一緒に参列するならまとめて包むことがほとんど。
年齢が上がるごとにご祝儀の額も上がりますが、会場が極めて高級なホテルやレストランなどでも、料理の値段が高めと考えて多く包む方も多いです。
ご祝儀にまつわる数字とは
よく「ご祝儀は割り切れない数字がいい」と耳にします。
確かにご祝儀では奇数で揃えるのが一般的です。
では、先ほど例に挙げた2万円はマナー違反なのでは？と思う方も多いですよね。
実は、2万円はペアという意味も持つためご祝儀として適した数字です。
このほかにも、
- 4…偶数で割り切れる上「死」を連想させるためNG
- 8…末広がりを意味するため偶数だがOK
- 9…「苦」を連想させるため奇数だがNG
など例外もあります。
基本的には奇数の3万円がご祝儀の相場になるため、迷ったら3万円を選ぶとよいでしょう。
人気のご祝儀袋はこちら
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中央には梅結びの変形で結び切りのモチーフがワンポイントのデザイン。 -
コロンと可愛らしいお花がワンポイントのご祝儀袋。
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ウェディングらしい高貴で純粋なイメージのご祝儀袋。 -
門出のお祝いにピッタリの花言葉をもつスイートピー。様々なお祝い事にご使用いただけます。
新札を用意、ご祝儀袋を袱紗に包んで持って行く
ご祝儀は折ったあとのついたお札ではなく、新札を用意します。
また、ご祝儀そのものを財布から取り出して受付に預けるのではなく、ご祝儀袋に入れて袱紗に包んで持って行きましょう。
受付で袱紗からご祝儀袋を取り出し、そのまま両手で手渡します。
袱紗がなければハンカチでも構いませんが、受付の場でバッグからご祝儀袋をそのまま取り出すことのないようにしましょう。
人気の袱紗とサブバッグのセットはこちら
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キラキラしたラメ×フラワー刺繍が可愛いゴールドのサブバッグと袱紗のセット。 -
ツヤ感がパーティーらしいブラックのサテンのプリーツサブバッグと袱紗のセット。
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微光沢のオーガンジーの4段フリルが可愛いサブバッグとハンカチのような袱紗のセット。 -
微光沢のオーガンジーの4段フリルが可愛いサブバッグとゴールドの刺繍が華やかな袱紗のセット。
いとこ・親族の結婚式に持って行くものとは
いとこ・親族の結婚式に持って行く持ち物をまとめました。慌てて準備しないように、事前にチェックしておきましょう。
持ち物は最小限に
基本的に持ち物は最小限に留めます。最低限持って行くものをまとめました。
- 招待状
- 財布
- スマートフォンやカメラなど
- ハンカチとティッシュ
- メイク用品
結婚式のお呼ばれドレスや着物に合わせるバッグは小ぶりのものが多いため、財布などがサイズオーバーするときはコンパクトなものに移し替えると安心です。
またメイク用品も一式を持って行くのではなく、リップやコンパクトなど化粧室で軽くメイク直しするときに使うものを厳選していくとよいでしょう。
持って行くと安心なもの
ここからは持って行くと安心できるものをご紹介します。
- 予備のストッキング
- 靴擦れを予防する絆創膏
- スマートフォンのバッテリーなど
- 新郎新婦に頼まれたもの（チェキなど）
予備のストッキングや絆創膏などは、いざというときにおすすめ。
また、いとこ・親族の結婚式だと新郎新婦から頼まれたものも持ち込む必要があります。
お願いされたときは、一緒に持って行くようにしましょう。
親族婚でも安心。結婚式お呼ばれドレスはレンタルがおすすめ
いとこ・親族の結婚式はドレス選びにも少し工夫が必要です。
自分で判断できない場合や、コストを押さえて結婚式のおしゃれを叶えたいときにはレンタルドレスがおすすめです。
レンタルドレスのリリアージュでは、種類豊富なフォーマルドレスをご用意。
手持ちのドレスがカジュアルめのものしかない方や、ドレスをそもそもお持ちでいない方も利用しやすいでしょう。
袱紗とバッグをセットにしたレンタルアイテムもあるため、ご祝儀の準備も安心です。
リリアージュでは、ドレスのリアルな口コミやメールでのコーディネート相談も承っています。気になる方はドレス一覧から、お呼ばれする結婚式の雰囲気にぴったりの一着を見つけてみてくださいね。
【まとめ】いとこの結婚式で大切なのはお祝いの気持ち
いとこ・親族の結婚式でも友人の結婚式でも、大切なのはお祝いする気持ちです。
少しのドレスマナーを知っておくと、安心して当日に臨めます。
会場の雰囲気や立場に合ったドレスを選び、華やかなおしゃれをして新郎新婦をお祝いしましょう。