ご祝儀袋の書き方徹底解説!表書き、中袋、マナー違反にならないための注意点もチェック

結婚式の必需品といえば、ご祝儀ですよね。
お祝いの気持ちを込めて贈る大切なものですから、マナーやルールにも気をつけなければいけません。
特に、ご祝儀袋の表書きや中袋を書くときには「これで合ってるの?」「間違ってない?」と緊張してしまうのではないでしょうか。

そこで今回はご祝儀袋の表書きや中袋の書き方について、個人の場合、連名の場合などそれぞれにパターンにあわせてご紹介していきます。
さらにご祝儀の相場金額、渡し方、袱紗のマナーなどご祝儀にまつわる基本情報をわかりやすくまとめましたので、ゲストとして結婚式に出席するときには参考にしてくださいね。

目次

ゲストが知っておくべきご祝儀の基本

まずは、ご祝儀にまつわる基礎知識からご紹介していきましょう。
ご祝儀とはどんなものなのか、いくらくらい包めばよいのかなどあらかじめ確認してみてくださいね。

改めて知りたい「ご祝儀」とは?

ご祝儀とは、結婚などのおめでたいシーンにお祝いとしてお渡しするお金のことです。
もともとは、結婚式をはじめとしたお祝い行事でお手伝いをしてくれる方へお渡しする「チップ」や「心づけ」の役割を果たしていました。
しかし近年では、結婚式にお呼ばれしたゲストがお祝いとしてお渡しするお金という意味合いが強くなっています。

ご祝儀の一般的な相場は?

ご祝儀は、新郎新婦とゲストとの間柄によって適切な金額が異なります。
さらに、個人で出席する場合、挙式のみに出席する場合、結婚式に出席しない場合といったケースによっても変わるので注意しましょう。

一般的には、3万円が目安と言えるでしょう。
内訳は「お祝い金」に1万円、「披露宴でいただく飲食代や引き出物代」で2万円とされています。

新郎新婦との間柄によっても異なるご祝儀の相場

3万円を基準に新郎新婦との間柄によって金額を調整するときには、友人のように親しい間柄であれば平均の3万円を基準として、ビジネス関係の上司や学生時代の恩師のような目上の立場なら3〜5万円にするなど、立場に応じて金額をあげていくとよいでしょう。
親族であれば、さらに金額をあげ、5〜10万円を目安にするようにしてください。

ご祝儀の金額を決めるときに意識したい「NG」

結婚式というおめでたい場では「割り切れる数字は別れをイメージさせ縁起が悪いのでNG」とされています。
さらに「死」や「苦」のように縁起の悪い事柄を想像させてしまうことから、「4万円」や「9万円」という金額はおめでたい場にはそぐわないと考えられます。
このような金額は、避けたほうが無難でしょう。

ただし、近年では「夫婦仲良く分け合う」というポジティブな意味合いに考え、「ご祝儀が偶数でも構わない」という考えもあります。
とは言え、あくまで最近の考え方と言えますから、親しい相手ならまだしもビジネス関係の人や格式を重んじる相手に渡すのは避けた方が無難です。
偶数にするのであれば、1万円札1枚+5千円札2枚のように、枚数が奇数となるよう調整してください。

また「8万円」も偶数ですが、こちらは末広がりであることから、昔から縁起のよい数字として親しまれています。
そのため1万円札8枚で8万円という金額を包んでも、問題ありません。
さらに10万円以上包む場合も、偶数になってしまったとしてもマナー違反にはなりません。
例えば12万円、20万円という数字でも問題はないので覚えておきましょう。

連名で出席する結婚式のご祝儀相場

連名の場合、ご祝儀は単純計算で「基本の金額×人数分」となります。
例えば夫婦で結婚式にお呼ばれし、参列するのであれば「一人3万円を2人分」という計算になります。
単純に計算すれば6万円となりますが、割り切れる数字であることから5万円か7万円に調整すると良いでしょう。

ご祝儀に必要な「新札」を手に入れる方法

ご祝儀では、新札を用意するのがマナーとされています。
新しくきれいなものの縁起を担ぐという意味もありますが、やはり大切な節目の日となるからこそ、ゲストもしっかり手間をかけてお金を準備しておくべきです。
反対に、折り目がたくさんついていたり、ぼろぼろで汚れていたりするお札はマナー違反、常識がないと思われてしまうため、必ずきれいなものを用意しましょう。

新札は、銀行や郵便局で交換してもらえます。
ATMで「3万円」などの金額を指定して引き出せるボタンを押すことでも、新札を引き出せますよ。
そのほか、ご祝儀袋を購入できる百貨店などで、新札に両替してくれることもあるので聞いてみるといいかもしれませんね。

ただし、一般的なコンビニやスーパーといったレジでは、両替を断られてしまうこともめずらしくありません。
近年では自動レジの普及によりレジを不必要に開けることができなかったり、そもそも新札の用意がなかったりすることもあるでしょう。

そのためにも、ご祝儀は余裕を持って新札を用意しておかなければいけません。
前日や当日は特にあわただしくなるため、事前に準備しておくことをおすすめします。

挙式にしか参列しないときにもご祝儀は必要?

結婚式というと、一般的に披露宴もセットで考えられるものです。
披露宴ではお料理も提供されるのが一般的であり、その分新郎新婦の負担金額が大きくなることから、ご祝儀も多めに包むことが一般的です。
そのため挙式のみに参加し披露宴には出ない(お料理をいただかない)のであれば、お祝いのお金だけ包めば問題ありません。
ご祝儀は、1万円で問題ないでしょう。

結婚式に出席しないときにもご祝儀は必要?

結婚式の招待状が届いたとき「欠席」とした場合でも、お祝いの気持ちとともにご祝儀を贈った方が相手に喜ばれるでしょう。
結婚式に欠席する場合も、やはり料理や引き出物代は不要となるため目安は1万円程度となります。
結婚式の直前は新郎新婦もばたばたと忙しくしていますので、結婚祝いのご祝儀はそれよりも前、具体的には1週間以上前を目安に渡しましょう。
ご祝儀は直接会いに行って手渡しするか、どうしても難しい場合には現金書留で送ってください。

結婚式を突然欠席しなければいけなくなったときにもご祝儀は必要?

体調不良をはじめ、やむを得ない理由がある場合には、急遽結婚式を欠席することになるかもしれません。
その際にはすみやかに新郎新婦、もしくは式場へ連絡し、お詫びをしてください。
そしてご祝儀は、もともとお渡しする予定だった金額を全額包んで後日新郎新婦へお渡ししてください。
「欠席しているからご祝儀は渡さなくていい」「披露宴に出席しなかったときのように1万円程度でいい」というわけではありません。
当日や直前のキャンセルでは結局お料理などのキャンセル料が発生してしまい、新郎新婦が負担することになります。
その分を補填するために、3~5万円など十分な額をお渡ししましょう。

ケースによってはご祝儀袋に一言メッセージを添えよう

欠席などのケースで、ご祝儀を現金書留で送るのであればメッセージを添えましょう。
メッセージはカードなど折らずに済むものに記載し、封筒の表面、つまり宛名側にメッセージが来るようにして入れてください。
欠席にまつわる謝罪とともに、仲の良い相手なら改めてお祝いをしたい、といった旨を伝えましょう。

種類が多く悩んだときに……ご祝儀袋の選び方ポイント

ご祝儀袋と一言で言っても、さまざまなデザインが存在します。
どれにすればいいか悩んでしまうかもしれませんが、水引の種類や包むご祝儀の金額も参考にしながら選んでみましょう。

ご祝儀袋の構成

ご祝儀袋は名前を書く「短冊」、お金を入れる「中袋」、中袋を包む「外包み」、外包みをとめる「水引」がセットになって売られていることが一般的です。
さらに短冊には、表書きと呼ばれる名目が印刷されているものもたくさん展開されています。
結婚祝いのご祝儀であれば、「寿」や「壽」、「御結婚御祝」のご祝儀袋を利用しましょう。

結婚式のご祝儀袋は水引に注意

水引には「結び切り」のほか、それをアレンジし水引が上向きの「あわじ結び」「梅結び」、それから「ちょうちょ結び」といった種類があります。
結婚式のご祝儀では必ず結び切りやあわじ結びのものを選んでください。

水引にはそのものに意味があり、特にちょう結びの水引は、「何度でも結び直せる」という意味から、「何度あってもうれしいお祝い」の際に使われます。
例えば出産祝いの際には、ちょうちょ結びの水引で構いません。
しかし結婚のお祝いで使用すると、暗に離婚を意味しているようにとられてしまう可能性があるため適切ではありません。
必ず「一度きりのお祝い」に使う結び切りなどの水引を使うようにしましょう。

ご祝儀袋の適切なデザインは包む金額によっても異なる

ご祝儀袋のデザインはさまざまありますが、実際に包む金額によって、適切なデザインを選ぶ必要があります。
例えば「ご祝儀袋は非常に派手でゴージャスなのに包む金額は少ない」、もしくは「5~10万円といった金額を水引が印刷されているような簡易なご祝儀袋に入れる」というのは適切と言えません。

ご祝儀袋の金額目安は、実際に包むご祝儀の1/100程度の金額が目安になるとされています。
5万円以上であれば、水引が豪華にアレンジされたおしゃれなデザインのものを選ぶのもよいでしょう。
近年では、ご祝儀袋のパッケージに包むご祝儀の目安金額が書かれているタイプもありますので、購入時にはぜひ参考にするとよいでしょう。

ユニークなデザインのご祝儀袋は親しい関係向き

ご祝儀袋と言えば、「寿」や「壽」、「御結婚御祝」といった表書きが印刷されたものが一般的ですが、「Happy Wedding」という印刷のご祝儀袋なども展開されています。
そのほか、ピンクやゴールドなどのポップなカラーがあしらわれていたり、キャラクターが用いられていたりとカジュアルなデザイン、おしゃれなデザインのものも少なくありません。

これらのご祝儀袋はかわいらしく印象的ですが、フォーマルな印象からは離れてしまうため使う相手に注意しましょう。
親しい友人のように、カジュアルなアイテムで問題のない関係性なら問題ありませんが、ビジネス関係の相手などの場合には使わない方が無難です。

ご祝儀袋を書くときに適切な筆記用具は?

ご祝儀袋の表書きや中袋を書くときには、濃い黒色の毛筆や筆ペンを使って書きましょう。
「毛筆は書き慣れていないから……」「普段からよく使っていて書き慣れているから……」といって、ボールペンや万年筆のように線の細いペンを使うのはマナー違反とされています。
どうしても毛筆や筆ペンを使うのが難しいのであれば、サインペンでも問題ないとされています。
しかしどうしても、表書きを目にしたときの印象が異なってしまうのでやはり毛筆や筆ペンが望ましいでしょう。

ご祝儀袋を書くときは墨の濃さにも注意

ご祝儀袋を書くときには、濃い墨ではっきりと書いてください。
反対に薄い墨の筆ペンなどは、お葬式をはじめとしたお悔やみのときに使われます。
筆ペンを購入するときにも、間違えないよう注意してください。

ご祝儀袋の表書きの書き方

ご祝儀袋には前述の通り短冊がセットになっていますが、この短冊には表書きや氏名を書かなければいけません。
ご祝儀袋を受け取ったとき一番に目にする目立つ部分となりますので、これからご紹介する内容を参考にしながら丁寧に書きましょう。

表書きの基本の書き方

表書きは水引より上になる部分の中央に、大き目の文字で書きましょう。
ご祝儀では「寿」か、より格調高くみえる旧字体の「壽」が適切です。
また、結婚式よりも前に新郎新婦にお会いしてご祝儀を渡すのであれば「御結婚御祝」と書くことも多いようです。

「結婚御祝」でよいのでは?と思うかもしれませんが、お祝いの場では「4」の数字は不吉、縁起が悪いとされていることから、表書きの文字数にも注意しましょう。
「御結婚御祝」にすることによって5文字になるように調整してください。

水引の下には「贈り主の氏名」を書きます。
つい「相手の名前」を書くものと勘違いしてしまうかもしれませんが、自分の名前を書きましょう。
名前はフルネームで記載し、表書きよりもやや小さめに書くことでバランスがよくなります。

ご祝儀を個人で用意する場合の書き方

個人でご祝儀を用意するときには、水引の下の中央部分に、氏名をフルネームで明記します。
ビジネス関係の相手であれば、会社名や肩書きも明記しますが、そのときは名前の右上にやや小さな文字で書くようにしましょう。
もし肩書きが長くなってしまうのであれば、2行に分けても構いません。

ご祝儀を夫婦で連名にする場合の書き方

夫婦連名でご祝儀を用意するときには中央に夫の名前を書き、左側に続けて妻の名前を書きます。
名字は一つ明記し妻は名前だけというパターンでも、夫婦それぞれにつけてもどちらでも構いません。
夫の方のみに名字が書かれている場合、ひと目見ただけで夫婦連名のご祝儀だと分かりやすくなるというメリットもあります。

ご祝儀を家族で連名にする場合の書き方

家族で結婚式に招待されたときには右から夫、妻、子どもという順番で名前を書いていきます。
名前はスペースの都合上、3名までとなりますので、代表者の氏名に続いて「他家族一同」と小さい文字で添えましょう。
入りきらなかったときには家族の全員の名前を別紙に書き、中袋に入れておきましょう。

ご祝儀を会社などの団体で連名にする場合の書き方

会社の部署など、団体でご祝儀を用意するときには一人ひとりの名前ではなく「○○部一同」というように団体名だけを中央に書くパターンでも構いません。
連名にするときには、職位の高い人から順番にフルネームを書いてください。
書ききれないときにはこちらに名前の左下に「外一同(ほかいちどう)」と小さく書き添えましょう。
家族のときと同様、別紙に名前を書いて入れておくとよいでしょう。

ご祝儀を友人同士のように上下のない関係で連名にする場合

基本的に連名にする場合は、右から地位や年齢が高くなるよう順番に名前を書いてください。
しかし友人同士のように地位や年齢のような差がないのであれば、五十音順に書いていけば問題ありません。
またこちらも、代表者の氏名以外は「外一同」と書く方法でも構いません。

外国人名・外国語の社名の場合の書き方

外国籍の方や企業名が外国語の場合は、カタカナに直しましょう。
カタカナに直すのが難しいのであれば、アルファベット表記でも構いませんが、書き方は縦書きで統一しましょう。

宛名を書く場合の書き方

宛名を書く場所はご祝儀袋の左上です。新郎新婦など、送る相手のフルネームを書きましょう。
ここで注意が必要なのは、送り主の名前を連名で書く場合です。役職や年齢などが上の人から順に「左側」から書くのがマナーです。宛名を書かない場合と逆になるので、間違えないようにしましょう。役職などに差がない場合は、五十音順で書きましょう。

表書きをバランスよく書くには?

表書きは、バランスよく書くのが難しく感じられてしまうのではないでしょうか。
その際にはまず水引の位置を確認して、表書きや名前の位置を決めるという方法です。
先に書いてしまうとあとから水引をつけたときに文字が隠れてしまうかもしれません。
バランスが悪くなったり、水引に隠れたりしてしまわないか、あらかじめ水引をつけた状態であたりをつけておきましょう。

不安なら、目安となる位置に鉛筆で軽く下書きをしておくのもおすすめです。
毛筆でなぞったあと、ちゃんと乾燥させて消しゴムをかければ問題ありません。
濃く書きすぎると残ってしまうので、その点には注意しましょう。

ご祝儀袋の中袋の書き方

表書きを記載したら、今度は中袋にもしっかりと名前を書いていきましょう。
ご祝儀袋の中袋は金額を書かなければいけない点が特徴のため、間違えないように十分注意してください。

ご祝儀袋の中袋とは?

中袋(中包み)は、お札を包むことを目的とした袋です。
一般的なのが封筒の形をした中袋ですが、お札を置いた紙を折って包む「中包み」のパターンもあります。
ご祝儀袋を購入したとき、すでにセットになっていることが多いですが、万が一もとからセットになっていなかったときには自分で用意するのがマナーです。

中袋には表面にご祝儀の金額、裏面に自分と住所や氏名を記載します。
「金額をわざわざ書く必要があるの?」と思ってしまうかもしれませんが、結婚式が終わってから、新郎新婦が誰がいくら包んでくれたのか確認するために必要な情報となります。
負担を減らすためにも、しっかり書いておきましょう。

ご祝儀袋の中袋の基本の書き方

ご祝儀袋の中袋や中包みは、まず表側の中央部分に金額を書いてください。
このとき「金 ○萬円」というような形ではっきりと書きましょう。
「金」という文字のあとは、少しスペースを開けることでバランスが整いやすくなります。

中袋の正式な書き方では「旧字体」を使う

金額を書き記すときに使う「漢数字」や「万」の文字には、旧字体を使うのが正式とされています。
近年ではそこまでこだわらず、普通の漢数字でもよいとされる場合もありますが、やはり正式な書き方として覚えておくとよいでしょう。

「一」ならば「壱」、「三」ならば「参」、「五」は「伍」……というように旧字体にはそれぞれの書き方があります。
さらに「十」は「拾」、「千」は「仟」、「万」は「萬」という書き方となるので、1万円ならば「壱萬円」というように表記します。

さらに金額の最後に「也(なり)」という文字を添えることもあります。
しかしこちらのようなマナーは、10万円以上の高額のご祝儀を包む際にのみつければよいとされているので、10万円未満であれば「也」をつけなくても構いません。

ご祝儀袋の中袋の裏面の書き方

中袋の裏面には、自分の「住所」と「氏名」をしっかり明記します。
記載する欄が設けられていない場合であっても、郵便番号も書いておくとより親切です。

水引が印刷されている簡易的なご祝儀袋では、中袋がないことからご祝儀袋の裏面左下あたりに包んだ金額や住所・氏名などの情報を書くようにしてください。

中袋へのお札の入れ方

中袋にお札を入れるときには、その入れ方にも十分注意しなければいけません。
特に注意したいのが紙幣の向きです。
新郎新婦が中袋を開いたときに、すぐにお札の肖像画が見えるように中袋の表面にお札の表面がくるように入れてください。
ちなみに中袋には、のりやテープなどを使って封をする必要はありません。

ご祝儀袋の中袋の包み方

中袋にお札を入れたら、それをさらに上包みの「たとう折り」と呼ばれる形で包みます。

まず内側を上にした状態で広げ、真ん中に中袋を置きます。
このとき、表面が上になるように置いてください。
中袋を置いたらまず左側、続いて右側を折ります。
そのあと上包みを裏返して、上側を折り、下側の部分が外にくるようにしておきましょう。

このとき裏面の折り返し部分には特に注意が必要です。
ご祝儀袋を裏返しにしたとき下側の部分が上を向いた状態になっていれば合っていますが、上側が下向きになっていると間違いです。
こちらは「幸せをとりこぼすことなく、すべて受け止める」という意味を持つ、慶事に共通した基本の折り方となりますので覚えておきましょう。

中袋がセットになっていないご祝儀袋の場合には?

カジュアルなご祝儀袋では中袋や中包みがついていないこともありますが、その際には個人で半紙を用意して、中袋の代わりにお金を包むようにしましょう。

まずはテーブルなど平らな場所に半紙を広げて、そこにお札を置きます。
そしてお札の下側の端に合わせるように、半紙の下の角を折っていきます。

続いて、今度は左側の角をお札の左端に合わせるように折ります。
同じように、右側も折っていきましょう。
 
最後に上の角も同じように合わせて折り、余った部分は外にでないよう内側に折り込みますり
表側の左上に、半紙の空きが三角形を描くようにできているか確認して、完成となります。

もし半紙の空き部分が右下にきていたら、弔事でも使われる折り方となるため結婚式のご祝儀には適切ではありません。

不安な場合は購入時の状態を撮影しておこう

ご祝儀袋は、包み方を間違えると相手に失礼にもなりかねないため、きちんと正しい包み方を確認しながら包む必要があります。
不安な場合には、ご祝儀袋を購入したときにはじめの状態をスマホなどで撮影しておきましょう。

市販のご祝儀袋は、購入した状態に包み直すことで自然と正しい包み方ができるようになっています。
もし包み方に悩んでしまっても、写真を見ながら折り目をたどって折っていけば正しい形にできますよ。

結婚式場でのご祝儀袋の渡し方

マナーを意識して用意したご祝儀袋でも、雑に手渡してしまえば意味がありません。
そこで結婚式当日のご祝儀袋の渡し方についても、きちんとマナーをチェックしていきましょう。

ご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に入れよう

結婚式当日には、ご祝儀袋をそのままバッグに入れて持っていってはいけません。
ご祝儀袋は「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる袋にいれましょう。
袱紗には色々なパターンがあり、ご祝儀袋をそのままくるりと包み込む風呂敷のようなタイプ、封筒のようなフォルムで挟み込み、片手でも簡単に開けられるタイプ、デザイン性に優れたクラッチバッグのようなタイプとさまざま展開されています。
片手でも簡単に使えるタイプの袱紗は、混んでいる受付でも素早くスマートに対応できるという魅力がありますよ。

ご祝儀袋を入れる袱紗の選び方基本マナー

さらに袱紗は、デザインやカラーも豊富に展開されています。
このとき注意しなければいけないのが、袱紗には結婚式のようなおめでたいシーンで使う慶事用のほか、お葬式で使う弔事用もあるということです。
結婚式に持参するとき、弔事用の袱紗を持ち込むことがないようにしましょう。

見極め方は、袱紗を開く方向です。
慶事用の袱紗は、必ず「右開き」になっています。
反対に、左開きの袱紗は弔事用ですので間違えないようにしましょう。

また、結婚式に持っていくならおめでたい場にふさわしい、明るいカラーやデザインの袱紗を選びましょう。
黒やグレー、青、ネイビーといった寒色系の袱紗は弔事用のため避け、赤やピンク、オレンジなどの暖色やゴールドの物を選びましょう。
紫は慶事・弔事どちらにも使えますが、できるだけ濃い色の紫や、ラメ入りなど華やかなイメージのものを選ぶとよいでしょう。

袱紗のデザインは基本的には、無地のものが望ましいとされています。
しかし柄入りの袱紗がマナー違反というわけではありませんので、上品な柄のものであれば柄入りを選んでも構いません。

結婚式におすすめ袱紗のデザイン

それでは、結婚式用の袱紗の具体的なデザインを紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。

袱紗が用意できないなら代用できるものを用意しよう

袱紗は結婚式用のドレスや小物を取り扱っている店舗で購入できるほか、百円ショップでも購入できます。
しかしどうしても袱紗が用意できないというときには、ハンカチや風呂敷で代用してください。
袱紗なしで、ご祝儀袋をむき出しのまま持ち運ぶことがないようにしましょう。

ご祝儀袋を入れる袱紗の畳み方

風呂敷タイプの袱紗にご祝儀を包むときにはまず、袱紗の内側が上になるように、ひし形に袱紗を置きます。

続いて、ご祝儀袋の表面を上にした状態で、ひし形に置かれた袱紗に置きましょう。
袱紗の中心ラインに、ご祝儀袋の左側がくるようにしてください。

袱紗は、左、上、下、右という順番で中央へ向けて折っていきます。
余った部分は裏側へ折り返して、完成となります。

ご祝儀袋の渡し方

用意したご祝儀袋は、結婚式場の受付で渡します。

まずは、バッグから袱紗を取り出して両手で持ちます。
そして袱紗を右側、下側の順番で開き、右手でご祝儀袋を取り出しましょう。
袱紗はさっと畳んで、その上にご祝儀袋をのせます。

お渡しするときには、ご祝儀袋が受付の人の正面になるように、時計回りに180度回転させてください。
相手の方に向けたら「本日は、誠におめでとうございます」といったお祝いの言葉とともにご祝儀袋をお渡ししてください。

結婚式に必要なアイテムを安くそろえる方法

ご祝儀の相場金額を見て、正直なところ「結構高いなあ」「出費がかさんでしまう……」と感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
おめでたいシーンでご祝儀を減額するというのは現実的ではありませんので、そのほかにかかる費用を抑える工夫をしてみましょう。

結婚式にはレンタルドレスがおすすめ!

結婚式にお呼ばれしたとき、「身なりを整えるための費用」がポイントとして挙げられるのではないでしょうか。
結婚式に普段着のようなカジュアルな服装で参列するのはマナー違反になるとされており、ゲストはふさわしい「お呼ばれドレス」を用意しなければいけません。
また、バッグや靴、露出を抑えるための羽織りもの、アクセサリーといった小物の代金もかかるうえ、髪をセットするための美容室代なども含めると必要な金額はどんどん大きくなってしまいます。

そこで費用を抑えるために、レンタルサービスを上手に活用しましょう。
レンタルサービスは、結婚式にぴったりなお呼ばれドレスや、ドレスにマッチする小物類をリーズナブルな金額で用意できるうれしいサービスです。
トレンドアイテムや、結婚式のきらびやかなドレスアップの中で見劣りしないアイテムをレンタルなら安く手に入れられるのが最大の魅力。
使用後はクリーニングなどに出す必要もなく、そのまま返送すればよいので、管理の手間もありません。
ほかのゲストと差をつける、おしゃれなお呼ばれスタイルを安く揃えられますよ。

【まとめ】ご祝儀袋は表書きと中袋の基本の書き方を守って、気持ちよく渡そう

結婚式に持っていくご祝儀袋は、表書きや中袋に自分の名前、住所、ご祝儀の金額などを濃い墨の毛筆や筆ペンでしっかり書き記しましょう。
包む金額は相手との関係性によっても変わり、包んだ金額によって最適なご祝儀袋も変わるので十分注意してください。
複数人でご祝儀を包むときには個人で用意するときと違った注意点もあるのでよく確認しておきましょう。

ご祝儀で出費が気になってしまったときには、ドレスのレンタルサービスを活用するのもおすすめです。
出費を抑えながら、結婚式のお呼ばれトレンドコーデをトータルで完成させることができますよ。