結婚式にお呼ばれされると、どんな服装をしていくかコーディネートに迷いますよね。
最近の結婚式では会食のみやガーデンパーティなどカジュアルな場も増え、お呼ばれのドレスデザインの幅は広がっています。ただし、その中でも注意したいのは「バイカラードレス」です。
そこで今回は、結婚式にバイカラードレスはNGといわれる本当の意味を解説します。
この記事でお伝えするのは以下の3点です。
- バイカラーとは「直線的に分かれた2つの色」のこと
- 「2色に分かれるドレス」は結婚式ではNGではないが注意が必要
- 結婚式お呼ばれのバイカラードレスは会場の雰囲気に合わせて選ぶと◎
それぞれのテーマにそって詳しく解説します。
バイカラーと2トーンの違いや、お呼ばれドレスのOK・NGラインを知っておきましょう!
バイカラーや2トーンはどんな意味?
まずはバイカラーや2トーンといった言葉の意味をご紹介します。
どちらもファッション用語として使われているもので、被服アイテムの配色を示す場合に見られます。
2色のもの、2色を並べたもの
バイカラーは日本語にすると「ふたつの色」という意味をもちます。バイカラーアイテムとは、文字通り「2つ色を使っているもの」が該当するでしょう。
ただし、例えば2色でできたドット柄、シンプルなチェック柄のように、単に2色使いのものすべてをバイカラーというわけではありません。
バイカラーはほとんどの場合で直線的に分かれており、2色のコントラストを活かしたデザインが特徴です。
バイカラーはお財布やバッグ、ワンピースなどによく見られます。生地を切り替える際に色を変えるなどして、いずれも直線的なデザインが多いといえるでしょう。
どちらかの色がアクセントになる配色がほとんど
バイカラーというと「どちらの色も50%50%で半分ずつ使われている」というイメージが強いかもしれません。
しかし、実際にはどちらかの色がアクセントとして使われることがほとんど。1色をメインに、もう1色を差し色として使うことで独特のおしゃれ感を出しています。
例えば青を中心に赤を差し色にした「反対色のバイカラー」だとメリハリのある印象に、ベージュを中心にホワイトで差し色を作る「類似色のバイカラー」だと統一感を引き出せます。
このように色の持つイメージをより際立たせるのが、バイカラーの特徴です。
バイカラーと2トーンの違いとは

バイカラーと2トーン(ツートン、ツートーン)に違いはありません。意味合いは同じですが、最近ではバイカラーがトレンドワードとしてファッション業界で頻出することもあり、一般的にはバイカラーが使われます。
どちらもご紹介したような「2色を直線的に使うデザイン」だと覚えておきましょう。
2トーンはヘアカラーにもよく使われる言葉で、「2トーンカラー」というと髪型を直線的に割って2色を使う手法を指します。個性的なおしゃれが楽しめる配色テクニックです。
バイカラーを使ったアイテムとは

バイカラーを使ったアイテムには、
- シャツやワンピース
- パンプスやシューズ
- バッグやお財布
といったメインとなる洋服から小物までさまざまです。
また、バイカラーは「ドレス」にも使われます。ドレスにバイカラーを使うとややカジュアルな雰囲気に、さらに色の持つ特性を際立たせるためおしゃれな印象も演出できるでしょう。
「では、結婚式お呼ばれにもバイカラードレスを活用できるのでは?」と思う方もいますよね。次の項目では、結婚式のお呼ばれにバイカラードレスはOKかNGかを詳しく解説します。
バイカラーは「結婚式お呼ばれ」だとNG?OK?

バイカラードレスは結婚式のお呼ばれで着用する場合、少し気を付ける必要があるアイテムです。
ドレスマナーを踏まえた上で、バイカラードレスのOK・NGラインを解説します。
バイカラーは「分かれている」から避けたほうが無難
よく聞かれる意見が、バイカラーは2色で「分かれている」ため避けたほうが無難というものです。結婚式では特に「別れる」「離れる」「繰り返す」を避けます。そのため、分かれる=別れるを連想させるバイカラーはやめておいたほうがいいという声にも頷けますよね。
結論からいうと、バイカラードレスは厳密なマナー違反ではありません。しかし、一部の方にとっては「2色に分かれたドレスは縁起が悪い」と思われるアイテムでしょう。
とはいえ、バイカラードレスはおしゃれな雰囲気や独特なセンスを表現できるドレスとあって、着用する方も多く見られます。
「どなたかにとって不快なのかも」と不安を覚える場合はあえてバイカラーを選ばず、シンプルな配色のカクテルドレスやイブニングドレスを選んだほうが安心です。
バイカラードレスはカジュアルな結婚式におすすめ

もう1点気にしたいのが、バイカラーはシャツや普段使いのトップスにも使われるように、少しカジュアルな印象を与えます。挙式によっては格式の高いホテルで行われたり、目上の方の結婚式にお呼ばれする場合だったりすると、バイカラードレスはカジュアルすぎるかもしれません。
ただし、おしゃれにお祝いをしたい友人の挙式や、会食のみのラフな披露宴、ガーデンパーティーといった気さくな場ならバイカラードレスもOKです。
バイカラードレスを選ぶ場合は、上品なデザインがおすすめ。あわせるアイテムは大人っぽいシンプルなアクセサリーやクラッチバッグなどを選び、高級感のあるコーデを心掛けると晴れの場にもふさわしいドレスになります。
羽織りものとドレスの色が違うのはバイカラー?
バイカラーは「2色」を使っているのなら、ドレスのカラーと羽織もので2色使うコーデはバイカラーコーデになるのでしょうか?
バイカラーとはご紹介したように直線的な配色のものを指し、一つのアイテムの中で2色使われているものを指します。そのため、このコーディネートはバイカラーとは呼びません。
結婚式のお呼ばれではマナーにそぐわない格好ではないため、ドレスの色との組み合わせを楽しんでみましょう。
また、ドレスの色と羽織もので色が異なる場合、それ以外の足元やバッグなどの色を含めて3色以内にとどめると、全体の統一感が出ておしゃれにまとまります。カラフルなら「バイカラーにならないからOK!」かもしれませんが、色をあちこちに使うとちぐはぐな印象になってしまうため、使う色は最低限に留めておきましょう。
バイカラーを避けた結婚式お呼ばれOKドレス例

バイカラーのドレスも「カジュアルな結婚式」ならOKですが、「周囲の目が気になる」「着てもよいのか悩む」のであれば避けたほうが無難です。
そこで、バイカラーを避けた結婚式お呼ばれドレスOK例をテイスト別にチェックしていきましょう。
親族や家族の結婚式から、友人の結婚式までさまざまな晴れの場にふさわしいドレスを集めました。気になる1着を見つけてみてくださいね。
スイートな印象のドレス
スイートな印象のドレスは、女性らしく優しいデザインでフェミニンな雰囲気を演出します。ヘアスタイルが優雅なカールを使っていたり、ロングヘアであったり、普段からかわいらしい格好が得意な方は、スイートな印象のドレスがおすすめです。
カラーは赤系や黄系など明るいものがスイートな印象のドレスに見栄えします。友人の結婚式お呼ばれや、おしゃれさを出したい会食のみの結婚式などで活用できますよ。
クールな雰囲気のドレス
クールで落ち着いた印象のドレスは、大人っぽくモードな雰囲気を演出します。ストイックで引き締まったイメージがあるため、普段はカジュアルな格好をする方は取り入れやすいでしょう。
色味はネイビーやブラックなど、濃い色だとよりデザインを引き立ててくれます。合わせるアクセサリーはゴールド・シルバーと選ばないため、シンプルなドレスを引き立てる少し派手めなものもおすすめです。
きちんと感のあるベーシックなドレス
きちんと感のあるベーシックなドレスは、よりフォーマルな場にふさわしいデザインです。例えば親族や家族の結婚式など、お呼ばれでありながらゲストも迎える立場のドレスとしておすすめできます。
上品な印象があるため、合わせるアクセサリーなどもシンプルなものが好相性。迷ったらベーシックなものを選ぶと失敗が少ないため、ぜひチェックしておきましょう。
大人な印象のエレガントなドレス
エレガントな印象のドレスは、トレンド感のある丈長めのスカートや上品見えするレースやフリルがあしらわれたものがおすすめ。大人っぽくシックな雰囲気のドレスは、ガーデンパーティーのようなカジュアルな挙式からホテルで行われる格式高めの結婚式まで、さまざまなシーンで活躍してくれます。
アクセサリーはビジューやパールなど同じくエレガントなものと相性がよく、品よくドレスアップしたコーデを目指しましょう。
バイカラー以外にも。結婚式お呼ばれドレスで気を付けたいポイント
バイカラーは使い方を考えてドレスに活用したい配色パターンです。また、これ以外にも結婚式のお呼ばれではドレスの着用マナーがいくつかあります。
マナーとは心配りでもあるため、特別な結婚式の場には会場の雰囲気に合わせた装いを心掛けたいですよね。バイカラー以外の気を付けたいドレスマナーを見ていきましょう。
花嫁と同じ白色、総レースのドレスはNG
ドレスの色で気を付けたいのは、花嫁と同じ白色のものです。これは純白のウェディングドレスと同じであるため、主役だけの装いという点でゲストが被ってしまうのはNG。
白いボレロやストールならドレスではないため使ってもよいシーンもありますが、写真撮影のときに白いドレスと見間違えたり、遠目から見ると白の服装と勘違いされたりするため、できるならゴールドやアイボリーなど異なる色にするとよいでしょう。
また、総レースのドレスもウェディングドレスと被ることがあります。ご紹介したような一部分がレースでできたドレスだったり、ウェディングドレスとは違うシンプルなデザインのレースドレスにしておきましょう。

式の雰囲気に合わないカジュアルなドレス
ドレスならなんでもOKというわけではなく、結婚式や披露宴ではそれなりにドレスアップした格好が推奨されます。私服と同じようなワンピースやセットアップなどは避けるとよいでしょう。
ただし、2次会や1.5次会、食事会のみのカジュアルな挙式なら許されていることも。親族も参加する格式高い場では、カジュアルすぎるドレスは避けて、上品に見える服装を心掛けましょう。
喪服を連想させるドレスはNG

白のドレスと同じく、全身黒で統一したコーデや黒真珠のアクセサリーは結婚式には不向きです。なぜなら、黒い服は喪服を連想させるからです。
とはいえ、黒ドレスがすべてNGなのかというとこれは違います。黒ドレスを使う場合はサテンなど光沢のあるもの、レースやオーガンジーといった華やかなデザインならOK。羽織ものやアクセサリー、パンプスに明るい色を加えると結婚式向きの装いになります。
避けたいのはすべてを黒にしたブラックコーデや、黒ストッキングを使ったコーデです。お祝いの場なので、明るく華やかな装いがおすすめです。
昼間の結婚式での肌露出、寒い時期での露出の高いドレスはNG
昼間の結婚式は基本的に肌の露出を抑え、フォーマルめな格好がおすすめです。例え真夏の結婚式でも、昼間であれば肩を隠しほどよく露出をカバーする服装が似合うでしょう。
一方で夜間の結婚式ではある程度の肌露出が許されています。ただし、真冬の結婚式では寒々しい印象を与えてしまうので、こちらも羽織りものを活用して露出を抑えましょう。
夜間の結婚式だとしても、背中が大きく開いたものや胸元がぱかっと開いたデザインは、変に目立つこともあります。適度に肌の露出は抑えて、上品にふるまえるとベストです。
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- 【参考記事】
- おしゃれなレンタルドレス32選!失敗しない選び方&基本マナー
バイカラーの特徴を掴んでおしゃれに活かそう
2色を使った個性的なおしゃれが楽しめるバイカラー。ドレスに活用されることもよくありますが、結婚式お呼ばれのバイカラードレスにはいくつか気を付けたいこともあります。
バイカラードレスを着用してもよい会場なのかどうか、事前によく確かめてから結婚式お呼ばれのコーデに活かしてみましょう。
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