マタニティのフォーマルスタイルを選ぶポイント!おすすめワンピ&スーツをピックアップ

妊娠が発覚してから、結婚式や入卒園式といった式典に参加することになったとき悩んでしまうのはやはり「服装」ではないでしょうか。
一般的に、冠婚葬祭をはじめとした各種式典では正装(フォーマル)を着用することになります。
しかしフォーマルスタイルは身体をしめつけるシルエットのものもあり、妊娠中には負担に思えてしまうでしょう。

そこで今回は、妊娠中のフォーマルスタイルで注意したいこと、意識したことを解説していきます。
さらに妊娠中にも余裕を持って着用できるマタニティー向けスーツやワンピースなど実際のコーディネート例と、リーズナブルにフルコーディネートを完成させる方法もあわせてご紹介します。

フォーマルスタイルとは?

フォーマルとは、冠婚葬祭をはじめとした正式な式典の際に着用するスタイルのこと。
一言でフォーマルと言っても、もっとも位の高い「正装」に続いて、準礼装や略礼装といったさまざまな種類があります。
いずれも、日常的に着ているカジュアルな服装に比べて、かっちりとした印象になります。

フォーマルを着用するシーン

フォーマルを着用するシーンには、例えば次のようなものが挙げられます。

  • 結婚式
  • 葬儀
  • 入学・入園式
  • 卒業・卒園式
  • お宮参り
  • 七五三
  • 各種パーティー

いわゆる「式典」に分類されるような行事の際には、フォーマルを着用しましょう。

フォーマルスタイルとはどんな服装?

フォーマルは、派手すぎず目立ちすぎない服装が基本となります。
しかし、細かなマナーやどのような服装が最適かは、参加するイベントや式典によっても違います。

例えば「葬儀」も普段着で参加してはならないシーンですが、全身を黒で固めるのが基本です。
しかし結婚式のようにおめでたい場であれば「全身真っ黒」というコーディネートはむしろ「縁起が悪い」として疎まれてしまいます。

卒園式・卒業式は別れを惜しむシーンであることから、どちらかと言えば暗く落ち着いた色やデザインを選ぶようにしましょう。
それに対して入園式や入学式であれば、おめでたいシーンであることから華やかな雰囲気が求められます。
卒園式・卒業式と入園式や入学式で同じ服装を選んでも構いませんが、おめでたいシーンではできるだけ明るい色味のジャケットを足したり、コサージュなどの小物を取り入れたりするとよいでしょう。

マタニティフォーマルを選ぶポイント

フォーマルなシーンで着用するアイテムには、スーツや着物のような身体を締め付けるものも少なくありません。
妊娠中には負担を与えてしまう可能性がありますので、これからご紹介するポイントを意識してマタニティーフォーマルを選びましょう。

ゆったりとしたシルエットのものを選ぶ

まず、大切なのはお腹や身体を締め付けないシルエットを選ぶことです。
シャツやパンツといったスタイルはかっちりとした印象を引き立てられるものの、どうしても身体を締め付けてしまいます。
ワンピースのようにゆったりとしていて、身体に負担のない服装を選んでください。

スーツを選ぶときにも、ワンピースタイプのアイテムを選ぶのがおすすめ。
Aラインシルエットのワンピースや、ウエストがゆるいゴムのものなど、身体を締め付けることなくゆったりと着られるアイテムを上手に取り入れましょう。

サイズは大きめ、スカート丈は長めを選ぶ

妊娠何週目かにもよりますが、中期以降ともなるとお腹はもちろんのこと、全体的に体形が変わってくる人もめずらしくありません。
特に、お腹の変化に気を取られがちですが、バスト周りもサイズが変わってきます。
普段の感覚で服を選ぶと苦しい思いをしかねないので、シルエットだけでなくサイズもいつもより大きめのものを選ぶとよいでしょう。

特に注意したいのが、スカート丈です。
バストやお腹周りが大きくなってくると、服が全体的に上に持ち上がってしまいます。
すると膝丈スカートも膝上丈になるなど、足の露出が増えてしまいかねません。
冠婚葬祭をはじめとしたフォーマルシーンでは、露出の多い服装は不適切ととらえられてしまうため、きちんと膝下まで隠せる丈を選びましょう。

着脱しやすいものを選ぶ

妊娠中はどうしても動きにくく、着替えのような何気ない作業にも身体が思うように動かないこともあるでしょう。
服を選ぶときにも、着脱のしやすさは重要なポイントとなります。
ファスナーの位置やシルエットなども確認し、無理なく脱ぎ着できそうか確かめておきましょう。

マタニティにおすすめのフォーマルコーデとは?

ここからは「どんなアイテムなら妊娠中にも着用できるの?」と気になってしまった方向けに、マタニティにもおすすめできるアイテムを解説していきます。

ゆったりと締め付けのないワンピース

マタニティウェアの定番であり、フォーマルでも普段着でも活躍するのがワンピースです。
一枚でさらりと着ることができ、締め付けもないため妊娠中でも気持ちよく着られるのが魅力。
妊娠初期はもちろんのこと、中期、後期でも活躍する外せないアイテムと言えるでしょう。

フォーマルシーンで着用するのであれば、デザインやカラー、素材感にも注目しましょう。
サテンをはじめとした上質な素材であれば、各種式典にもおすすめです。
きれいめのジャケットを合わせることで、フォーマル感をますます引き立てられます。

反対に、ニットのように厚みのある素材や麻素材などは、カジュアルアイテムととらえられてしまいます。
フォーマルシーンには不適切ですので、素材選びには十分注意しましょう。

マタニティ向けのセレモニースーツ

フォーマルと言うと、やはりスーツをイメージする人も多いのではないでしょうか。
特にセレモニースーツは、幅広いシーンに最適のアイテムです。
セレモニースーツとは、式典のようなフォーマルシーンで着用するためのスーツのこと。
スーツならではのきちんと感を引き立てつつ、ビジネススーツとは違った華やかさや明るさを備えています。

セレモニースーツにはワンピースタイプのものも多く展開されていますので、「セパレートタイプのスーツではお腹周りが苦しそう……」と心配な人もゆったり着られるでしょう。
もちろん、妊娠初期などまだ体型が大きく変わっていないのであれば、セパレートタイプのスーツでも構いません。

マタニティフォーマルを着用するときのポイントや注意点

妊娠中、フォーマルなイベントに参加するなら、通常とは違った注意や気配りが必要になります。
式典などに参加する前に、これからご紹介するようなポイントを準備しておきましょう。

足元は低めのヒールでOK

フォーマルスタイルと言えば、足元にはヒールのあるパンプスをあわせるのが定番ですよね。
しかし妊娠中であれば、ヒールの低いパンプスやフラットシューズでも構いません。
転んでしまうことのないよう、高いヒールにこだわらずに歩きやすい靴をあわせてください。

防寒アイテムを忘れずに用意する

入園式・入学式や卒園式・卒業式シーズンである春、七五三シーズンの秋は、日によってはまだまだ寒さが気になりますよね。
妊娠中は、負担を避けるためにも身体を冷やさないよう十分注意しなければいけませんので、忘れずに防寒アイテムを用意しておきましょう。
ジャケットやストールのような羽織ものは露出を避けたいときにも活躍し、冷えを予防しながらマナー面にも配慮でき便利です。

「夏場なら暑いから、防寒アイテムはいらないだろう」と考えてしまうかもしれませんが、夏場でもジャケットやストールは必ず用意しておきましょう。
夏場は、外が暑いからこそ会場内は空調で冷えている可能性も。
長い式典の最中に身体が冷えてしまうことのないよう、季節を問わずしっかりと準備してください。

座り姿勢を支えるクッション類を用意しておく

妊娠中には「ただ座っているだけ」という姿勢でも苦しく、つらく思えてしまうかもしれません。
特に腰痛は、体型が変わっていく中で多くの妊婦さんが抱えやすい問題です。
式典のように長い時間座ったまま、同じ姿勢でいなければならないとなると、ますます負担を感じてしまうでしょう。
負担を軽減させるためにも、骨盤ベルトやクッションのようなアイテムをあらかじめ準備しておくことをおすすめします。

インナー類はマタニティ用アイテムを選ぶ

セレモニースーツやワンピースはもちろんのこと、下着やストッキングにもマタニティ用のアイテムが展開されています。
特にストッキングはスーツを着用するとき必須のアイテムですが、通常のサイズではお腹周りを締め付けてしまうでしょう。

おなか周りのサイズ感が気になりはじめたら、下着やストッキングもマタニティ用を用意してください。
無理にきついインナー類を選んでしまうと、式典の最中に苦しくなったり、具合が悪くなったりする可能性もあるため注意しなければいけません。

マスクやハンカチをきちんと用意しておく

コロナウイルスの影響によって、どこへ行くにもマスクやハンカチを用意している人は多いでしょう。
妊娠中には、マスクやハンカチはますます重要なアイテムとなります。

妊娠初期などは特に、周囲のにおいに敏感になり、つわりの症状が出やすくなってしまうかもしれません。
マスクは、そうした外的な刺激をシャットダウンする役割を果たしてくれます。
お気に入りの香りやリラックスできる洗剤の香りがあれば、ハンカチに染みこませておくこともおすすめです。
具合が悪くなりそうなとき、ハンカチを口元に当てることによって、落ち着けるかもしれません。

マタニティフォーマルは購入すべき?

マタニティフォーマルは、妊娠中は必要不可欠であるものの機会自体が少なく、また、出産後に体型が戻ることもあります。
せっかくマタニティフォマルを購入しても「一度着用しただけで、その後は着用する機会がないままタンスの肥やしに…」というケースもめずらしくありません。
デザインも一般的なスーツやワンピースに比べると限られており、「探すのも大変な上に、一度しか着ない」となると、なかなか購入のモチベーションにつながらないのではないでしょうか。

マタニティフォーマルはレンタルがおすすめ

購入よりもリーズナブルに、今の体型に合ったトレンドアイテムを見つけたいなら、レンタルサービスがおすすめです。
リリアージュでは、セレモニースーツ、ドレス、ワンピースといった華やかなシーンにぴったりのアイテムをレンタルで提供しています。
妊娠中にしか着ないアイテムも、レンタルなら「今の自分に合ったもの」「今の自分が着たいもの」を確実に選べるでしょう。
トレンドを押さえたデザインも多く揃っていますので、おしゃれさにも快適さにもこだわったマタニティーフォーマルを見つけられますよ。

【シーン別】おすすめのマタニティフォーマル

ここからは、実際にマタニティフォーマルの人気スタイルをご紹介していきます。
シーン別にぴったりなアイテムを、姉妹店「ワンピの魔法」と共にご紹介しますので、参加する式典やイベントの内容も踏まえながら参考にしてくださいね。

お祝いの場に!華やかワンピース

フォーマルを着用するシーンには、入園式、入学式、七五三、結婚式といったおめでたいシーンも多いですよね。
おめでたいシーンには、彩りを添える明るい色味で、華やかに仕上げたいもの。
フォーマルというと落ち着いた雰囲気、どちらかと言えば暗めのカラーをイメージするかもしれませんが、お祝いにはやはり明るいカラーが好まれます。
ワンピースならデザインの幅も広く、華やかなイメージのアイテムも揃っています。

卒園・卒業式や上品に仕上げたいときは暗めのワンピース

卒園・卒業式のようなシーンでは、鮮やかすぎるワンピースよりも暗めのカラーのほうがしっくりと馴染みます。
ブラックやネイビーをはじめ、落ち着いた色味の上品なワンピースを意識的に選びましょう。
別れを惜しむようなシーンでも、暗めの服装なら場を壊しません。

また、お祝いの場やおめでたいシーンでも「明るいカラーのワンピースはお肌の色に合わない」、「大人っぽいカラーのアイテムのほうが得意」という人は、暗めカラーがおすすめ。
そのときには小物に明るい色味を取り入れるなど、明るい雰囲気に見せる工夫を取り入れましょう。

式典などきちんと感を引き立てたいならセレモニースーツ

「ワンピースやドレスよりも、もっとかっちりとした服を身につけたい」というときには、マタニティ向けのセレモニースーツもおすすめです。
ドレスやワンピースに比べてシックな雰囲気になり、シーンを選ばずに着用できます。
デザインもすっきりしているため、幅広い年齢層の人におすすめできます。

入園式・入学式では明るめのジャケットをあわせ、卒園式・卒業式ではブラックのジャケットをあわせる……というようにコーディネート次第で雰囲気を変えられるのも便利です。
レンタルサービスで「セレモニースーツセット」を選べば、ワンピースとジャケットのセットアイテムも予算を抑えられますよ。

【まとめ】シーンにぴったりなマタニティフォーマルを見つけよう

妊娠中は服装選びが難しく、頭を悩ませてしまうでしょう。
特にフォーマルは、マナーやルールも重視しなければいけませんので、なおのこと悩んでしまいますよね。

結婚式、入園・入学式、卒園・卒業式など……フォーマルなシーンでは、カジュアルな普段着とは違った正装が求められます。
セレモニースーツやワンピースのように、華やかなアイテムでシーンに色を添えましょう。
そのときはマタニティ向けのゆったりしたシルエットや、大きめサイズを選ぶことで身体への負担を抑えられます。

「リリアージュ」では、トレンドを押さえたフォーマルアイテムをご提供しています。
今だけ着用するマタニティ向けのフォーマルアイテムをリーズナブルにレンタルしたいとき、ぜひご利用ください!