赤ちゃんがすくすくと育ったお祝いであるお食い初め・百日祝い。
これからの成長を願う節目となるお祝い事です。
お食い初めでは、ご両親を呼んで会食の場を設けるご家庭も多いですよね。
赤ちゃんの晴れ着はもちろん、ママの服装も気になるポイントです。
そこで今回はレンタルドレスを行う弊社の視点から、お食い初め・百日祝いの赤ちゃんとママのコーデを詳しく解説します。
- お食い初めとは赤ちゃんの健康と長寿を願う節目のお祝い事
- お食い初めのママの服装はそこまでかしこまらず授乳しやすいものがベスト
- 育児で大変な時期のママの服装は「レンタル」だと楽に用意できる
以上の3点に沿ってお伝えします。
これからお食い初めを控えているママ、親子の服装に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
お食い初め・百日祝いとはどんなお祝い?
まずはお食い初め・百日祝いとは何か、基本的な情報からチェックしていきましょう。
お食い初めの意味やどこでお食い初めをするのか、誰を呼べばいい?といった疑問にお答えします。
お食い初めの意味とは
お食い初めとは、
- 「これから食べ物に困らない生活ができるように」
- 「健康で長生きできるように」
といった、赤ちゃんの幸せな人生や健康、長寿を願うために行われるお祝い事です。
お食い初めという言葉の通り「初めて食べ物を口にする」というイメージがありますが、実際には赤ちゃんはまだ食べられません。
しかし、立派なお膳を用意し食べる真似をさせることで、赤ちゃんの将来をお祝いする儀式としています。
お食い初めは「生後100日目」ぐらいで行う
お食い初めは「百日祝い」「ももか祝い」とも呼ばれます。
その呼び方の通り、赤ちゃんの生後100日目くらいに行うことが多いです。
ただし、生後100日目というと生後3か月を過ぎたあたり。
赤ちゃんやママの体調や予定によっては、ぴったり100日目に祝うのは難しいですよね。
生後100日目前後にある吉日や、週末などに行われることがほとんどです。
お食い初めの会場
お食い初めはどこで行うのがよいかという決まりは特にありません。
自宅やパパ・ママの実家でも行われます。
最近では料亭、レストランやホテルなどを選ぶご家庭も多いです。
お食い初めの予約が可能だったり赤ちゃん用のお祝い膳を用意してくれたりするところもあるため、やりやすい場所を選ぶとよいでしょう。
お食い初めには誰を呼べばいい?
お食い初めに呼ぶ人も特に決まりはありません。
祖父母や親戚などを招いて行います。
お食い初めの基本とは、赤ちゃんの健康と長寿を願うことです。
親しい家族が集まり赤ちゃんを楽しくお祝いする気持ちが大切なので、場所や日程、ゲストにこだわり過ぎず、気楽に行っても大丈夫です。
【ママ向け】お食い初めにおすすめの服装
お食い初めを計画したら、気になるのが服装です。
自宅で気軽に行う分には構いませんが、会場を借りて祖父母や親戚を呼ぶ会にするなら「かしこまった服装のほうがいいのかな?」と悩む方も多いでしょう。
ママ向けの服装は、
- あまりかしこまらない格好
- 授乳や赤ちゃんと過ごすことを考えて
- フォーマル感を大切にすると◎
この3つのポイントを押さえるとうまくまとまります。
ここからはお食い初めに使えるママ向けの服装をご紹介します。
優しい印象のグレージュワンピースドレス
ベージュとグレーの中間色であるグレージュ。
明るいベージュだと汚れそうで勇気が出ない…というママからの意見もありますが、グレージュだと落ち着いた色味で着やすいのがポイントです。
優しい印象があるため、お食い初め以外にもお宮参りや家族写真の撮影にも使えます。
すっきりと引き締めてくれるグレージュは、体型カバーもできるため足元はローヒールでも見栄えがします。
授乳対応ドレスで、赤ちゃんとの過ごしやすさを考えながら選ぶとよいでしょう。
シックに決まるブラウンワンピースドレス
ブラウンは今人気のドレスカラー。
優しい印象がありながらも大人っぽい落ち着いたシックな雰囲気があるため、フォーマルな場面にふさわしい色味です。
ブラウンはゴールドなど明るめの差し色と合わせやすいため、足元やバッグなど小物選びに迷いが出ないのも嬉しいポイント。
こちらも授乳対応ドレスで、赤ちゃんとの過ごしやすさを考えながら選ぶとよいでしょう。
体型カバーも◎ネイビーワンピースドレス
ブラックだと重たすぎるため、選ばれるのがネイビーのドレスカラーです。
スマートに見える色味なので、体型カバーもできます。
シックで大人の雰囲気があり、シンプルなデザインだとよりきちんと感もありますよね。
ただし、全体が暗く見えてしまいがちなので、羽織りものやアクセサリーなどで華やかさをプラスするのがおすすめです。
格式高い会場にはセレモニースーツもおすすめ
ホテルや料亭など、格式の高い会場でお食い初めを行うこともあります。
家族や親戚の集まりとしてお食い初めをする場合は、セレモニースーツを着用するのもおすすめです。
スーツはひとつ持っておくと、他の行事や晴れの日にも着回しできます。
とはいえお食い初めはママの動きやすさや授乳のしやすさを考えて、ゆったりとした楽に過ごせるものを選ぶとよいでしょう。
【赤ちゃん向け】お食い初めにおすすめの服装
お食い初めには、赤ちゃんも普段着ではなくいつもよりおめかしした服装をしていきたいですよね。
特に赤ちゃんの服装でNGはありませんが、お食い初めの様子を写真で撮影することやママやパパもセミフォーマルな格好をするのであれば、合わせて特別な服装を選ぶことをおすすめします。
ここからは無理のない範囲でおしゃれができる、赤ちゃん向けのお食い初めの服装をご紹介します。
色付きの小袖
お食い初めでよく着せることが多いのが「色付きの小袖」です。
伝統的にお食い初めの正装とされているため、格式の高い会場や本格的にお食い初めの儀式をする場合にも適しているでしょう。
色付きの小袖は赤ちゃんのために新調したものだったり、ご家族から譲り受けるものだったりします。
高価なものも多く、お食い初めでは汚れに注意したり赤ちゃんに慣れない晴れ着を着せる際に苦労したりもよくある話です。
そのため、無理に正装にこだわらず以下にご紹介する「楽に着用できるドレスやロンパース」を選んでも問題ありません。
袴風ロンパース
出典:https://item.rakuten.co.jp/mstore/247153/
色付きの小袖が用意できない、買っても手入れが大変そう…と思う方には、袴風ロンパースがおすすめです。
着物風の雰囲気を残しながら赤ちゃんの着心地を考えたアイテムなので、親子で過ごしやすいのが嬉しいポイントです。
最近では袴風ロンパースは男女それぞれデザインも豊富。
おむつ替えしやすいものも増えています。
ベビードレス
出典:https://item.rakuten.co.jp/germey/g1013/
女の子向けの洋装として人気のセレモニーベビードレス。
出産入院の退院時やお宮参りに使うママも多くいます。
ベビードレスは赤ちゃんが生まれたときに用意することがありますが、実は着せられる期間も限られており「あまり着ないまま大きくなっちゃった…」と後悔することもよくありますよね。
お食い初めではベビードレスを着るチャンスなので、有効活用してみるのもおすすめです。
タキシード風ロンパース
出典:https://item.rakuten.co.jp/tonarinoomise/10000271/
タキシード風ロンパースは、ベビードレスやセレモニードレスの男の子向けの格好です。
男の子がベビードレスを着用しても構いませんが、タキシード風ロンパースはより男の子のかっこよさを活かした服装になります。
ロンパースタイプなのでおむつ替えもしやすく、赤ちゃんに着用させやすいのも特徴。
ドレスと同じく着る機会が少ないため、お宮参りよりも少し成長した赤ちゃんの姿を見るためにお食い初めの服装として選んでみるとよいでしょう。
甚平
出典:https://item.rakuten.co.jp/rubeeandsapphire/rsrp-b23/
お食い初めが真夏の暑い時期や夏祭りのシーズンになる春生まれの赤ちゃんには、着心地と季節感のある甚平もおすすめです。
和のテイストを気さくに取り入れられる甚平は、料亭など会場の雰囲気とも相性がよいでしょう。
甚平は安価に購入できる上、男女共通の服装です。
男女双子のお食い初めや上の子とお揃いにする服装として、選んでいるママもたくさんいるようです。
普段よりもドレスアップしたスタイと普段着
出典:https://item.rakuten.co.jp/estyler/ma-dolce/
自宅や祖父母のおうちで行うお食い初めでは、「ちょっぴりドレスアップ」したいという方も多いはず。
気軽なお食い初めの服装を目指すなら、普段は着用しない新品のお洋服とデザイン性に優れたスタイを用意するという方もいました。
スタイは赤ちゃんに欠かせないアイテムですが、特別なお祝いのお食い初めにぴったりの豪華なものを選ぶと見た目にもフォーマル感が出ます。
【準備編】お食い初めに必要なものとは?
お食い初めの服装を決めたら、次は準備にとりかかりましょう。お食い初めに必要なものや準備しておくことをご紹介します。
お食い初めのために用意するもの
お食い初めの儀式には、以下のものを用意します。
- お祝い料理
- 食器
- 祝い箸
- 歯固め石
食器は漆のものを使用することが多く、男女で色が異なります。
最近ではお食い初めのセットが販売されていたり、そもそもお食い初めでしか使わないことから自宅の食器や離乳食用の食器で代用することもあるでしょう。
料理に関しても、ネットで取り寄せたり自分で手作りしたり、どんな方法でも構いません。生後100日前後はママも育児で慌ただしいため、無理のない程度に準備しておきましょう。
ただしお食い初めの日程を決めたなら、間に合うように準備したいですね。
会場を押さえる、料理をオーダーする
お食い初めを自宅以外の場所で行うなら、会場を決めて予約しておきましょう。
料亭やレストラン、ホテルの会食などを選ぶママも多いようです。
予約をする際は、「誰を呼ぶか」も決めます。
会場は「お食い初めプランのあるところ」「授乳スペースがあるところ」「個室だと気楽に楽しめた」などの意見が多く見られました。夫婦で話し合い決めるとスムーズです。
当日の服装を決める、準備する
最後に当日の服装を決めましょう。
本記事の冒頭でご紹介したような、フォーマルからセミフォーマルの服装やドレスがおすすめです。
着物を着用するママもいますし、気さくな会場や自宅でのお食い初めなら普段よりも少しキレイめなワンピースにするという方もいます。
フォーマルワンピースやスーツを用意したい場合、購入するには高価なもので予算が合わなければ選択肢も限られますよね。また、赤ちゃんのお世話で選ぶ時間がないというママも多いでしょう。
そんなときには、お食い初めの服装をレンタルするのもおすすめ。
授乳対応・マタニティ対応のドレスもあるため、ママの服装も選びやすいです。
「お宮参りと同じ格好は避けたい」という方もレンタルなら会場や気分に合わせて選べるため、赤ちゃんと同じ色味のリンクコーデも楽しめます。
お食い初めのよくある質問
お食い初めに関する疑問を、Q&Aの形でまとめました。
「こんなときはどうするの?」と悩むママはぜひ参考にしてください。
お食い初めとお宮参りは一緒にしてもOK?
お宮参りとは、赤ちゃんの生後1ヵ月前後に行う「誕生をお祝いする儀式」です。
お食い初めと少し似ていますが、本来は別々のお祝いだと考えておきましょう。
お宮参りは氏神様にご報告する式であるため、地元や自宅近くの神社への参拝が基本。
対してお食い初めは自宅や会場で行いますが、忙しい場合や時間が取れなかった場合は一緒に行っても構いません。
お食い初めとお宮参りを一緒にすると、ママや赤ちゃんへの負担も少なく、親族が集まりやすいです。
ただし、合わせることで1日が忙しくなることもあるため、無理のないよう体調を優先に計画しておきましょう。
お食い初めができなかったら?
赤ちゃんの健康と長寿をお祝いする儀式がお食い初め。
しかし、「絶対にお食い初めをしなくてはならない」という決まりも特にありません。
ご家庭によっても事情はさまざまで、出産入院が長引いたためお食い初めに間に合わなかった場合や、「必要性を感じない」「お金や時間に余裕がない」という理由で行わないこともあります。
多胎児の場合、育児で手一杯で儀式をすべて省略した、というご家庭もありました。
お食い初めはきちんとした形で行うのが大切なのではなく、赤ちゃんの成長を祈る、誕生をお祝いする気持ちが重要です。
簡単に済ませる場合や行わないときは祖父母や親戚に事前に伝えておき、周囲に理解を得てご家庭の方針で決めるとよいでしょう。
お食い初めのときに写真館を利用してもOK?
お食い初めの際に「親戚がみんな集まっているから、会食のあとに写真館を利用しよう」というご家庭も多いです。
せっかく服装も特別な晴れ着なので、記念に残しておきたいですよね。
ですが、きちんとした写真撮影や集合写真は当日に合わせると、赤ちゃんが疲れていてうまく撮れない可能性が高いです。
そのため、その場でできる写真撮影のみにとどめておくことをおすすめします。
写真館を利用して記念写真を撮影するなら、会食の前に行うか別日がよいでしょう。
お食い初めに関しても同じことが言えますが、基本的に無理のないようにご家庭に取り入れてみてくださいね。
【まとめ】お食い初め・百日祝いの服装は「普段よりもフォーマルに」
赤ちゃんの成長と長寿をお祝いするお食い初め・百日祝い。
服装に迷うこともありますが、基本は親子それぞれ「普段より少しだけフォーマルに」という気さくな基準で構いません。
これから成長してさまざまな表情を見せる赤ちゃん。
お食い初めではみんなで集まり、楽しく成長を期待する場にできるとよいですね。