結婚式で乾杯の挨拶を頼まれたら!衣装や言葉遣いの注意点と挨拶文例

結婚式・披露宴における大事な役割のひとつに「乾杯の挨拶」があります。
多くの場合、新郎新婦の友人や上司、恩師、親族などが指名を受けお願いされる乾杯の挨拶ですが、いざ任されたときには「どんな風に挨拶をすればいいの?」と困ってしまうかもしれません。
ただ乾杯の音頭をとればいいだけでなく、ハレの席だからこそ新郎新婦やほかのゲストからも好印象な挨拶を実現したいですよね。

そこで乾杯の挨拶を考えるときに知っておきたい基本の構成やマナー、おすすめの文例などをまとめて解説していきます。
あわせて、好印象に導くためにチェックしたい服装のポイントとおすすめドレスもご紹介しますので、自分に似合いそうなドレスを見つけてくださいね!

結婚式の乾杯の挨拶を頼まれたときおすすめのドレス

結婚式の乾杯の挨拶では、席から移動してゲストの前に立ち、色んな人の注目を集めることとなります。
そのため「露出を抑える」「カジュアルすぎる服装を選ばない」など基本を押さえながら、華やかに見せてくれるドレスを見つけましょう。

「きちんと感」を演出したいあなたにおすすめの結婚式お呼ばれドレス

乾杯の挨拶という大役を任されたら、せっかくなら「新郎新婦の期待に応えて、きちんと役割を遂行したい!」と気合が入るのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、きちんと感を演出できる質感やデザインのドレスです。

光沢のある素材を取り入れた高級感のあるドレスなら、よりフォーマルな印象が引き立つでしょう。
総レースのようにゴージャスなドレスもおすすめです。
カラーについては、黒やネイビーといった暗めの色を基調としたドレスを選びましょう。
幅広い年齢で魅力的に着こなすことができ、落ち着きや上品さもプラスされ、好印象に移るでしょう。

「華やかさ」を演出したいあなたにおすすめの結婚式お呼ばれドレス

シックで大人っぽいドレスはきちんと感をアピールできる一方で、アイテムによっては地味な印象になってしまう場合もあります。
お肌の色やスタイル、丈感などの組み合わせによって老け見えしてしまうかもしれません。
若々しく華やかな印象を演出したいのであれば、明るいカラーのドレスを意識的に選んでみてください。

イエローやピンクなどの華やかなカラーは、会場に華を添えてくれ、ほかの人とも被りにくくなります。
「派手になりすぎないか心配」というときは、トレンド感を引き立てるくすみカラーをチョイスするのもいいでしょう。

結婚式の乾杯の挨拶にまつわる基本情報

ここからは、結婚式の乾杯の挨拶を実際に行う上でのポイントを解説していきます。
基本的な流れや構成を理解した上で、大きな声ではきはきと挨拶するよう心掛けましょう。

結婚式の乾杯の挨拶の簡単な流れ

結婚式の乾杯では、まず司会進行役から名前を呼ばれて紹介されます。
紹介されたら、同じテーブルについているゲストへ一礼してから立ち上がり、マイクが立ててあるスポットまで足を運びましょう。
視線を感じて緊張するかもしれませんが、ゆっくりとスピーチをする場所まで進み、マイクの前に立ちます。
高砂の新郎新婦、新郎新婦の親族、そして会場のゲストへそれぞれ一礼しましょう。
定位置につくと、担当スタッフからグラスを渡されますので、受け取ります。

「ただいまご紹介に預かりました」という言葉からはじまり、改めて自己紹介をした上でスピーチに入っていきます。
このとき、スピーチがあまり長くなってしまわないよう短めにまとめることをおすすめします。
あくまで目的は「乾杯前に会場を和ませること」ですから、要点を押さえてわかりやすくまとめることが大切です。
スピーチの最中は、グラスは胸の下辺りに持ったままとなります。

スピーチが終わったら「それでは乾杯の発声をさせていただきます」というように合図をしてください。
それを受けて、司会者もゲストへ「皆さま、グラスをお持ちください」というように準備を促してくれます。
ゲストの準備が整うまで少し待ち、乾杯をしましょう。
乾杯の際には、「皆さま、ご唱和ください」などというように伝えた上で、ゲストがタイミングをつかめるよう一呼吸おいて「乾杯!」と発声しグラスを目の高さまで上げましょう。
新郎新婦のほうを向いたあと、ゲストを向いてからグラスに口を付けます。

席へ戻るときにも新郎新婦、親族、ゲストに一礼した上で移動し、同じテーブルのゲストに一礼してから着席します。

結婚式の乾杯の挨拶に盛り込みたい内容

結婚式での乾杯の挨拶では、基本的な構成が決まっています。

まずは自己紹介として、改めて自分の名前と新郎新婦とは友人なのか、職場の関係なのかなどといった関係性を伝えます。
続いて「◯◯くん、△△さん、ご結婚おめでとうございます」というように、お祝いの言葉を織り交ぜたりしながら、新郎新婦とのあいだの思い出のエピソードを伝えます。
人柄がわかるような話や、普段とは違う一面がわかる話、ふたりの仲の良さが伝わってくるようなほっこりするエピソードだとよりよいですね。
ふたりのことを話すときには、会場ではなくふたりのほうを見ることで、より真摯な印象となるでしょう。

そのあとは改めて「これからはふたりで温かい家庭を築いてください」というように、祝福するメッセージや応援の言葉を送ります。
最後に、笑顔で乾杯の音頭をとりましょう。

ここに注意!好印象な結婚式の乾杯の挨拶にするには

ゲストの前に立つときには、つい緊張してこわばったり、ついイメージが変わるようなことを言ったりしてしまうこともあるでしょう。
好印象な乾杯の挨拶にするためには、これからご紹介するポイントに十分注意してください。

結婚式では遣う言葉に注意

結婚式はやはりおめでたいシーンだからこそ、縁起の悪い言葉は避けなければいけません。
結婚式で特に注意しなければならないのが、悲しいことや別れといったネガティブなイメージを連想させる「忌み言葉」です。
例えば、悪い、負ける、捨てる、別れる、苦しい、悲しい、亡くなるなど。
さらに病気や涙、死というような言葉もなるべくなら避けたほうがいいでしょう。

また、同じことをくりかえす「重ね言葉」は、結婚式というシーンで使うと「再婚を意味する」として、よい印象を抱かない人もいます。
決して悪い意味で使わないとしても、たびたび、かさねがさね、しばしばといった重ね言葉は避けたほうがいいでしょう。

そのほか、耳にした人が嫌な気分になる可能性のある話は避けてください。
例えば内輪ネタや下ネタ、そのほか下品な話、暴露話の類も、ウケ狙いだとしても場がしらけてしまう可能性が高いことから結婚式ではやめましょう。 

挨拶らしい話し方を意識しよう

乾杯の挨拶は、一つひとつの言葉が聞き取りやすいよう、落ち着いて堂々と行いましょう。
特に注意したいのは、やはり姿勢です。
姿勢を正し背筋を伸ばして顔をあげることで、堂々とした雰囲気となり、声も届きやすくなります。
反対に、背中を丸めた猫背でスピーチをすると自信がなさそうに見えてしまうので、まっすぐ顔をあげましょう。
また、なるべく笑顔を意識して、明るく爽やかに伝えましょう。
視線は色んな方向へ向けながら、新郎新婦だけでなく親族やゲストへ幅広く意識を向けましょう。

カンペを見ながら乾杯の挨拶をするケースもありますが、できることならカンペなしで本番を迎えたいものです。
カンペを見ているとどうしても「決められた台本をただ読み上げている」という印象になりやすく、カンペがないほうが心からの率直な言葉というように映ります。
そのため事前に練習して、カンペなしで堂々と挨拶できるのが理想ですね。
「上手に話そう」「面白いことを言ってウケを狙おう」とするよりも、ふたりのことを心から思い、心を込めてお祝いの言葉を伝えることが大切です。

結婚式の乾杯の挨拶に使えるおすすめ文例

基本の構成がわかっても、実際に挨拶の内容を考えようとすると「どんなことを伝えればいいかわからない」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなときには、基本の文例を参考にしながら自分らしくアレンジしてみましょう。

上司・恩師の立場からの乾杯の挨拶

上司や恩師のように、目上の立場から乾杯の挨拶をするときには、新郎新婦とともに過ごした時間の中で感じた新郎新婦の人としての魅力や、コミュニティ内における活躍ぶりを伝えましょう。

「◯◯さん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。
◯◯さんとは、◯年より同じ部署で働いておりますが、職場での◯◯さんはいつでも周囲への気配りを忘れず、いるだけで雰囲気を明るくしてくれる貴重な人材です。
これからは△△さんとともに、家庭でも助け合いながら素敵な家庭を築いてください。
それでは皆さま、乾杯のご唱和をお願いいたします。
おふたりの前途と、ご両家のさらなる繁栄をお祈りしまして、乾杯!」

「ただいまご紹介に預かりました、◯◯さんの中学校時代の部活の顧問であります??です。
僭越ではございますが、ご指名を頂戴し乾杯の音頭を取らせていただきます。
◯◯さんは学生時代から非常に責任感が強く、周囲を引っ張っていくリーダーであり、ムードメーカーでした。
今回のおめでたい報告に際して学生時代の長所を残したまま、さらに人として魅力的に成長していた◯◯さんと再会でき心よりうれしく思います。
これからは、△△さんとともに明るいご家庭を築き、さらに活躍の場を広げてください。
それでは恐れ入りますが、皆さまご起立の上、ご唱和をお願いします。乾杯!」

「◯◯くんと同じ職場で働きはじめて◯年となりますが、これほどうれしそうな◯◯くんを目にするのははじめてかもしれません。
入社したばかりの頃から、◯◯くんの自分よりも他人を優先して考える思いやりに溢れた姿に上司という立場からもたくさん学ばせていただきました。
△△さんという良き伴侶を得て、今後のさらなるご活躍を楽しみにしています。
それではご唱和をお願いいたします。◯◯くん、△△さん、そしてご両家の皆さま、ご結婚おめでとうございます。乾杯!」

友人の立場からの乾杯の挨拶

友人の立場から乾杯の挨拶をするときには、友人に対する思い出や素直な気持ちを伝えるとよいでしょう。
あまりかしこまってしまうと自分らしくないと思えるのであれば、失礼でない範囲で砕けた言葉を使っても構いません。

「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の友人の□□と申します。
○○くん、△△さん、ならびに両家の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
新郎の○○くんとは高校時代からの長い付き合いで、苦楽を共にしてきました。
◯◯くんが、△△さんという素晴らしい伴侶と出会い今日という日を迎えられましたこと、自分のことのようにうれしく思います。
それでは皆さま、ご唱和ください。おふたりの末永い幸せをお祈りいたしまして、乾杯!」

「◯◯ちゃんとは10年以上の仲で、生涯の友とも呼べる大切な存在です。
これまで、部活動や学校行事などさまざまな場面で切磋琢磨してきました。
大切な◯◯ちゃんの晴れの日を、こうして迎えることができ感無量です。
◯◯ちゃん、△△さん、あらためて本当におめでとう!
ふたりのお幸せを祝し、僭越ながら乾杯の挨拶をさせていただきます。
それでは皆さま、ご唱和ください。ふたりの素敵な未来を願って、乾杯!」

【まとめ】結婚式の乾杯の挨拶は基本マナーを押さえて好印象なものにしよう

大切な結婚式の乾杯の挨拶は、つい緊張してしまうものです。
しかし特別な表現にする必要はありませんし、失礼のない内容で、心を込めてお祝いの気持ちを伝えれば問題ありませんよ。
新郎新婦や親族に失礼のないよう忌み言葉や重ね言葉を避けて、文例も参考にしながら自分らしい挨拶を考えてみましょう。

さらに、清潔さや上品さ、きちんと感もある身だしなみも大切なポイントとなります。
きれいなドレスに身を包み、背筋を伸ばして堂々と挨拶をしましょう。
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